敦賀港のフェリー

船は、大量の貨物を運ぶ場合、トラック輸送と比較して二酸化炭素の排出量が約5分の1であり、さまざまな輸送機関の中でエネルギー効率が非常によい輸送機関であることがわかります。
このことから、海上輸送は、環境にやさしい輸送機関として見直されています。

1トンの貨物を1Km運ぶのに消費するエネルギーの比較(鉄道=100とした場合)

出典:「交通関係エネルギー要覧2001・2002」

国内物流の効率化 「モーダルシフト」

貨物の大量輸送が可能な幹線部分をトラックからフェリーをはじめとした船舶や鉄道などの輸送形態へ転換することで、排気ガスが減り大気汚染や地球温暖化防止に貢献するとともに、省エネルギー・省コストも実現可能となる全てにやさしいシステムです。

「動くハイウェイ」カーフェリー

カーフェリーの特徴は、何といってもたくさんの人や車を同時に運べること。交通渋滞に巻き込まれることもなく、目的地近くの拠点港まで行くことができるまさに動くハイウェイです。フェリー輸送は、とくに長距離輸送において、海と陸とを一貫して大量に貨物を輸送できる道路の代替輸送機関(モーダルシフト)として、近年ますます脚光を浴びています。
現在、全国各地の定期航路では、数多くのカーフェリーが旅客の足としてまた国内物流の力強い輸送手段として幅広く活躍しています。

敦賀港のフェリー

昭和45年8月に北海道とを結ぶ定期フェリーが就航して以来、平成8年6月からは福井県の花「すいせん」と北海道の花「すずらん」を名前に持つ2隻の大型高速フェリーが就航し、平成24年6月、7月にはハイブリッド型ポッド推進システムを採用してCO2排出量を約25%、NOxを約40%削減可能な地球環境に優しい次世代型フェリーとして、現在は敦賀~苫小牧間を約19時間で結ぶ直行便として活躍しています。
また、新潟・秋田を経由する航路も開設されており、「フェリーあざれあ」などの大型リゾートフェリーが就航しています。


フェリーとフェリー埠頭フェリー全景
フェリーとターミナルビル
フェリーとターミナルビルフェリーから降りてくるトラック

航路図


お問い合わせ窓口